火山ガラスは大半が壁面上部の沖積層相当の土壌層から検出されている。火山ガラスの屈折率はほぼアカホヤ火山灰に相当することからアカホヤの可能性が考えられる。また、14C年代は、火山灰とほぼ同じ位置の年代試料T3.3−1(座標N5.5 /−0.10)が6730±80 yBPであることからもアカホヤの可能性が高いと判断される。これよりも下位に火山灰が散在するのは火山灰が地中に侵入したためと考えられる。
表2−3−4 トレンチT3.3の火山灰分析結果
表2−3−5 火山ガラスの屈折率