2−2−2 トレンチ調査結果−T3.3

トレンチのスケッチを付図2(1:20)及び図2−2−2(1:40)に示す。また、壁面の写真を図2−2−3に示す。

今回の調査結果における変形構造も、基本的に昨年度のT3.2とほぼ平行で大きくは変わらないと言えるが、L3段丘相当層(シルト質砂と砂礫の互層、フラッドローム)の撓曲に伴う短縮しわや、肩部のL2礫層にわずかながらL3の砂層がのる構造が見られた。また、肩部の互層は、一部、地すべり状にずり落ちたと見られる構造がある。

地層内容は昨年度のトレンチT3.2と同様なので、各地層の名称は昨年度の名称を踏襲した。