・ 着手前の平板測量(1:200)・横断測量(1:100、1:200)
・ 調査本部・看板の設置
・ 掘削区画の設定
・ 重機による掘削
・ のり面の整形
・ 柵板の設置
・ 1mグリッドの設定(水糸張り)
・ 壁面スケッチ(1:20)
・ 写真撮影
・ 試料採取(年代測定試料等)
・ 掘削後の平板測量(1:200)
・ 埋め戻し(擁壁等付帯工事を含む)
・ 復旧の確認
トレンチ地点では、掘削前後の形状の平板測量を行う。トレンチ溝は長さ15m×幅6m×深さ4m程度の規模とし、必要に応じて拡張する。掘削勾配は60°程度で土質に応じた安定勾配とする。掘削面はねじり鎌等で平滑に仕上げた後、1m間隔の格子状に水糸を張り、スケッチをする(1m格子は壁面上で、縦は斜面長である)。掘削面のスケッチは、層序区分や堆積構造、変形構造等が読みとれるように表現し、1/20の詳細図と、これを土層毎に多少簡略化した1/50図を作成する。トレンチ壁面は、各面と全体のカラー写真を撮影する。また、主な堆積構造や変形構造等の近接写真も撮影する。壁面において炭化物、木片、有機質土壌が見られた場合は位置を記録して採取し、放射性炭素年代測定(14C)に供する。同様に、必要に応じ火山灰試料についても採取する。なお、調査終了後は埋め戻して原形復旧し、地権者立ち会いで終了を確認する。