火山ガラスは深度8.6m以下と深度3.70〜5.50mには全く認められない。深度8.30〜5.95mの間の8試料では最高11個の透明なバブルウォール型の火山ガラス(屈折率1.50前後)が連続して認められた。深度2.80〜2.90mでは5個の火山ガラスが認められた。
以上の解釈として
・これらの火山ガラスは形状と屈折率からほぼAT(姶良Tn火山灰)と考えられる。
・8.60m以浅はAT火山灰降灰後の地層の可能性がある。
・アカホヤ火山灰Ah由来の火山ガラスの兆候がないので、Ah降灰後の地層はない可能性が高い。
図1−2−1 火山ガラス頻度分布図