No.1は距離500m以東で極めて緩傾斜で、勾配は1/250〜1/450と水平に近い。500m以西は傾斜が急になり、面の比高は5.0m以上となる。この500m以西は西上がりの撓曲変形によるものと考えられる。
No.2の位置では西側に高位面H1が断片的に分布し、東側の広い緩斜面と同一面と判読された。断面では距離800−900mを境に西側の高度が6.8m高い。これをH1面の変位量とした。
No.3は高位面H2が開析されており、2つの丘陵頂部の間にに多少の変位があった可能性もあるが、ここでは高位面H2の変位はないものと判定した。
No.11は西側の面(上盤側)の分布範囲が狭いが、変位量はおよそ2.1mと読みとれる。
No.12は傾斜が大きく、かつ、耕作による階段状の地形のため変位が読みにくいが、変位量はおよそ1.4mとなる。
No.19は変位地形が不明瞭で、地形断面でも変位が明瞭ではないが、変位量はおよそ0.7mとした。
図2−13−1、図2−13−2、図2−13−3、図2−13−4、図2−13−5、図2−13−6、図2−13−7、図2−13−8、図2−13−9、図2−13−10、図2−13−11、図2−13−12、図2−13−13、図2−13−14、図2−13−15、図2−13−16、図2−13−17、図2−13−18、図2−13−19、図2−13−20