2−4−2 地形断面測量結果

地形断面の位置は図2−12に、地形断面は図2−13−1図2−13−20に示す。断面図の縮尺は縦1:500,横1:2,500 (縦横比5:1)である。これらの図から各地形面の鉛直変位量を読みとった。

 No.1は距離500m以東で極めて緩傾斜で、勾配は1/250〜1/450と水平に近い。500m以西は傾斜が急になり、面の比高は5.0m以上となる。この500m以西は西上がりの撓曲変形によるものと考えられる。

No.2の位置では西側に高位面H1が断片的に分布し、東側の広い緩斜面と同一面と判読された。断面では距離800−900mを境に西側の高度が6.8m高い。これをH1面の変位量とした。

No.3は高位面H2が開析されており、2つの丘陵頂部の間にに多少の変位があった可能性もあるが、ここでは高位面H2の変位はないものと判定した。

No.11は西側の面(上盤側)の分布範囲が狭いが、変位量はおよそ2.1mと読みとれる。

No.12は傾斜が大きく、かつ、耕作による階段状の地形のため変位が読みにくいが、変位量はおよそ1.4mとなる。

No.19は変位地形が不明瞭で、地形断面でも変位が明瞭ではないが、変位量はおよそ0.7mとした。

図2−13−1図2−13−2図2−13−3図2−13−4図2−13−5図2−13−6図2−13−7図2−13−8図2−13−9図2−13−10図2−13−11図2−13−12図2−13−13図2−13−14図2−13−15図2−13−16図2−13−17図2−13−18図2−13−19図2−13−20