(3)ボーリング資料解析

本調査地域の完新統・更新統及び先第四系の分布状況を把握し、構造運動との関係を推察する資料を得ることが目的である。収集先機関は三重県地方県民局(松阪、津)、松阪市役所、日本道路公団、建設省などで、収集した資料はボーリング本数にして364本である。

 これらの資料に基づいて、「基盤地質分布図」(図2−1参照)および「基盤地質上面標高分布図」(図2−2参照)を作成した。また主要な地質断面を6断面作成した(図2−3図2−4図2−5図2−6図2−7図2−8参照)。断面の検討からは、断層変位が直接確認された例はないが、いくつか断層変位の可能性を示唆する箇所が認められた。