2−2−3 ボーリング調査−椋本M2地区
調査位置を図2−2−1に、断面を図2−2−6に示す。各ボーリングはいずれも段丘礫層(M2面の段丘礫層)の下位の東海層群相当層の岩盤に達しているが、断層面そのものは確認されなかった(トレンチ調査でボーリングBM2−1を断層が貫いていたことがわかった−後述)。想定される断層の上盤側のボーリングの基底付近には層理面と同様な傾斜約30度の亀裂面がみられるが、断層面であるかどうかはわからない。東海層群の上位の礫層はM2面相当の段丘礫層と考えられる。この礫層の上位には、想定される断層の下盤側では黒ボク土および耕作土がみられるが、上盤側には新期の堆積物がほとんどみられない。図2−2−1 椋本M1、M2、M3地区ボーリング位置図(1:5,000)
図2−2−6 椋本地区M2ボーリング断面図(1:100)