(1)文献による変位の記載

当地区も工業団地等の人工改変が進んでいるため、現在では八木・寒川(1980)に記載されている断層露頭等は確認できない。従って段丘面の変位量は八木・寒川(1980)を引用する(図3−1−4)。ただし、本報告書では羽野面を高位面H1に、諸戸山面を高位面H2に、久居面を中位面M2に、小森面を低位面L1に、広田面を低位面L2に区分した。

図のうち、庄田断層の変位は高位面、中位面ともに7〜9mの範囲内にあり、断層の活動はほぼ中位面M2形成以降とされている。