このことから、この付近の地形面は高位面H1形成以降の地殻変動によって傾斜したものと推定される。変動は少なくとも中位面M2の時期まで続いたと考えられる。また、地質図によると、工業団地の東側には南北方向の背斜軸、西側には向斜軸があり、さらに西方には鈴鹿層群と東海層群の境界断層がある。この工業団地付近の地形・地質構造は東西圧縮による褶曲と断層構造によるもので、白木断層から続いている考えられる。
図3−1−1 白木地区の地形断面図
図3−1−2 関・亀山工業団地付近の地形