3−1−1 白木地区の段丘面の変位

白木地区には高位面H1、H2および中位面M1が分布し、H2には10m近い明瞭な変位がある。この変位は白木断層によるものとみられる。これを東西方向の断面に投影してみた(図3−1−1)。

各面の変位量は以下のように読み取れる。変位量は概ね高位面の方が大きい傾向(変位の累積性)が見られる。この点は「亀山」図幅でも指摘されている。

・ 高位面H1=13.5m(段丘面がかなり傾斜しているので参考程度)

・ 高位面H2= 9.4m

・ 中位面M1= 3.8m

・ 中位面M2= 2.5m