・ 図2−3−3−1 P−1測線(白木地区)測線位置図
・ 図2−3−3−2 P−1測線(白木地区)解釈断面図(1:2,500)−通常処理
・ 図2−3−3−3 P−1測線(白木地区)マイグレーション深度断面図(1:2,500)
(参考図)−重合後 Low−Cut 80−100Hz
図2−3−3−2、解釈断面図では、あまり水平方向の連続性がいいとは言えないが、標高50mより上に東海層群の砂岩泥岩互層の反射面がやや東傾斜で現れている。距離180m付近より西へ傾斜する断層が認められる。ここでは幅を持っているようにも見えるため、断層ゾーンとして表示した(ハッチ)。地層傾斜は断層西側でやや急傾斜で、東側では緩傾斜になっており、地表踏査の結果と整合的である。
地表部は明瞭な反射面のない層が分布しており、東に厚い。これは段丘礫層・沖積層及び岩盤の風化層と考えられる。段丘礫層と風化層の境界、それに、風化層と基盤岩の境界は明瞭な弾性的な境界になっていないために明瞭な反射面にならなかったことが考えられる。以下、他の断面でも同様のことが言え、本調査の解釈図では表層堆積物や風化層等を一括して表示した。いずれにしても、測線の西側では表層土砂がほとんどなく、侵食傾向にあると推定される。