(6)残差静補正
表層補正や高度補正を施した後でも、初動屈折波と反射波の経路の違いによる時間の不規則性や2層構造仮定を採用したために、局地的な速度の異常に関するものは完全には補正されず、CDPアンサンブル内での同一反射の到達時間は一定ではないのが普通である。水平重合反射地震探鉱においては、最適なCDPアンサンブル群が得られるように統計的処理を施してこの時間差を補正し、各発振点及び受振点における2次補正値を求める。