段丘堆積物は主に砂礫層からなり、高位段丘堆積物の礫はくさり礫化しているものが相当数ある。下位は、細粒砂岩(シルト岩を挟む)から成る一志層群の茶屋砂岩泥岩層が分布する。同層は10〜30゜の低角度で傾斜し、庄田断層による地層の撓曲等の変形構造は認められない。
反射法探査は、庄田断層の断層位置、構造(傾斜・落差等)、及び一志層群の変形構造の把握を目的とした。