段丘堆積物は、巨礫混じりの砂礫層からなり、崖錐性〜扇状地性の層相を示す。東海層群亀山累層はこの崖錐堆積物に覆われる。岩層は砂岩、シルト岩及び礫岩からなり、白木断層以西では60゜以上の高角度で東へ傾斜するが、断層以東では20゜前後の緩傾斜である。ここでは断層露頭は見られない。
反射法探査は白木断層の正確な位置と周辺の地質構造の把握を目的とした。探査測線の選定は亀山累層の構造の変換点に着目して行った。