(3)片田地区(P−3)
明瞭で平行な反射面が深部まで見られる。東海層群及び一志層群の大規模な撓曲構造と西傾斜の断層構造が明瞭に把握できた。また、西上がりの逆断層であることも推定された。この断層は地表の沖積面に変位を与えておらず、“伏在断層”と言える。撓曲構造は「久居撓曲帯」(吉田ほか、1995)に相当する。