4−1−6 連続性に関する情報
宇治川断層の西方延長付近に有馬−高槻断層帯(構造線)がある.政府の地震調査委員会は有馬?高槻断層帯に関する調査をまとめ,平均的な断層のずれ速度を1.5m/千年(横ずれ成分),最新活動時期を1596年慶長伏見地震で,その前の地震を奈良時代以降鎌倉時代以前とした.平均活動間隔は1~3千年程度,1回のずれ量を3m程度と評価した(地震調査研究推進本部地震調査委員会,2001).
後述するように,宇治川断層と有馬−高槻構造(断層)帯のそれぞれの活動度や活動履歴は,異なる.