(2)測定結果

図3−2−3−3に測定波形記録を深度順に並べて示す.同一深度に右たたきと左たたきの記録を重ねて表示してある.

走時曲線を図3−2−3−4に,S波速度と土質の関係を表3−2−3−2に示す.

S波速度は完新世の地層で90〜170m/s,更新世の地層で320〜650m/sである.更新世の地層の中では,深度55〜83mの礫(砂礫)が分布する範囲で得られた590〜650m/sおよび深度120〜150mの礫(砂礫)及び砂・シルト互層が分布する範囲で得られた600m/sが,今回調査の中で最大級の値である.