文献調査では,地形・地質・断層・物理探査等に関する文献やボーリング調査の記録を収集し,整理・分析を行い,宇治川断層の位置・活動性及び地形地質状況の概略を把握し,それらの成果をまとめた.
P波探査は@桂川測線(測線長2,000m),A三栖測線(測線長1,700m),B淀測線(測線長2,500m),C観月橋測線(測線長1,370m)の4測線合計7,570mである.
総合解析では,文献調査およびP波反射法探査結果を総合的に解析し,断層の性状や活動履歴について考察と評価をおこなった(図1−2,図1−7).