1−5−2 P波反射法探査の結果

八幡測線,桃山南測線,小栗栖・石田測線の探査結果を解釈断面図で示す(図1−9図1−10図1−11).各測線の反射パターンは3区分でき,それぞれ上位より次のような特徴を示す.

反射パターン@;明瞭に連続した反射面が繰り返し認められる領域.

        区間速度は概ね2000m/s以下

反射パターンA;反射面は認められるものの,反射パターン@に比べ反射面が

        不明瞭な領域.区間速度は概ね2000m/s以上

反射パターンB;反射パターンAと境する振幅の強い反射面がありそれより深い部分では連

        続した反射面が認められない領域.下位に優位な反射面が認められないた

        め,区間速度不明

 上記反射パターンの特徴から,次のように地質解釈を行った.

反射パターン@;大阪層群上部層

反射パターンA;大阪層群下部層

反射パターンB;丹波帯中・古生層

解釈断面図では,上記反射パターンごとに色づけして区分している.