基盤岩上面相当の反射面はCDP1~150の標高−50~−200m付近に不明瞭ながら認められたが,他では判らない.
(b)大阪層群の構造
CDP1からCDP150付近まで,大阪層群上部は不明瞭ながら,標高0~−100m以浅で,南に傾いて分布する.JR奈良線から京阪宇治線までの区間で,急斜帯に変わる.さらに,南側の測線終端まで標高−260m以浅に明瞭な反射面として,ほぼ水平に分布する.大阪層群下部は,不鮮明な反射面である.
(c)断層・撓曲
本測線ではCDP150〜250の大阪層群上部中に撓曲帯が認められた.宇治川断層の西方からの延長上に当たり,宇治川断層に該当すると考えた.