今回も基盤上面からの明瞭な反射波は認められなかったので,同様の方法で基盤上面の形状を推定した。
基盤上面構造は測点200m付近を境にして,西側は水平に近いなだらかな形状を呈し,測点−300m付近から若干傾きを増して,約5°程度の傾斜で西に深くなる傾向を示す。一方,測点200mから東側は下に凸の傾向で変形しており,20〜30°の傾斜で東に向かって浅くなる形状を呈す。測点350m付近で曲がり方を変えて,上に凸の傾向を示す。測点650mから東側では基盤は地表に露出していると考えられる。