(3)測定結果

No.1・No.2・No.3孔の粘土層で古地磁気測定を行った。この測定は神戸大学の協力のもとに独自に行ったものである。

試料採取位置は以下の通りである。

No.1で深度31.4m,49.8m

No.2で深度11.7m,25.6m

No.3で深度3.6m,19.8m

各試料の磁化は交流消滋に地してきわめて安定であった。30mTの交流消滋後の各試料の測定結果は以下のとおりである。

表5−8参照

No.1とNo.3孔の大阪層群の古地磁気は「normal」であったが,No2孔の古地磁気は「reverse」であった。このことから,No.1・No.2・No.3孔の大阪層群はそれぞれ異なる層準である可能性が高い。