段丘相当層および大阪層群中の砂および礫層には,締まりの緩いところがあり,送水掘りでは細粒分の流失したり,コアチューブから試料が落失することがある。無水掘りで回転しながら採取すると,コアが激しく乱されて,地層の性状が判別できにくい。そのため,打ち込み方式(コアチューブを回転させずに,標準貫入試験用のハンマーでコアチューブをたたき込む方法)を併用した。
段丘相当層より新しい礫層についても,打ち込み方式を採用した。