2−4 調査地点及び調査範囲

図2−1 調査位置及び調査範囲図

(a) 地形地質調査

地形地質調査として空中写真判読及び地表踏査を行った。空中写真判読の調査範囲は京都盆地東縁全域で,地表踏査は,リニアメントに沿って幅500m程度の範囲で行った。

(b) 物理探査(P波反射法探査)

本調査では,桃山断層を東西に横断する測線を設定して,物理探査を実施した。

基盤岩上面深度が数百mと推定されていることから,P波反射法を採用した。震源には深度500m以上の伝達能力のある震源−バイブレ−タ−式−を用た。

測線は東福寺南側参道及び,その東側延長部分,さらに西側は任天堂南側道路である。

(c) ボーリング調査

ボーリング調査地点は反射法探査結果から,大阪層群相当層に傾きが見られる東福寺南側参道にて行った。