測線の終点から約50m東側には、地形地質的に見て、第四系からなる扇状地と基盤岩からなる山地との境界に黄檗断層のリニアメントが通る。測点450mから同リニアメントの水平距離は約300mで、標高TP+50〜60m付近であるから、基盤岩上面が水平距離約300mの間に350m以上(勾配にして約50゚)も急上昇することになり、黄檗断層の東側上がりの規模が極めて大きいことが分かった。