本調査は京都市山科区西野山の水田において実施した。調査位置は、勧修寺断層のリニアメントのうち、最も盆地内側のリニアメント上に当たり新しい活動が予想されている活撓曲崖末端部に位置し、沖積層が分布していると予想される谷部とした。
(b) トレンチ規模
トレンチ規模は、開口部寸法で幅4〜5m、長さ8m、深さ3(斜面長3.5)mである。
観察終了後、トレンチ西端部を深さ5mまで掘り下げ、大阪層群と思われた地層上面の分布と地層内部の構造を調べた。また、トレンチ東端部から東側に長さ4〜5m区間、幅4m、深さ1mの規模で掘削し、段丘面上部の腐植土層および火山灰上面の分布などを調べた。
(c) 現地調査期間
トレンチ掘削:平成10年1月12日〜平成10年1月16日
トレンチ観察:平成10年1月16日〜平成10年1月25日
現地説明会 :平成10年1月24日
トレンチ埋戻:平成10年1月26日〜平成10年1月29日
(d) 調査担当者
トレンチ調査担当者
須藤宗孝(潟_イヤコンサルタント)
清木康生(潟_イヤコンサルタント)
試料分析依頼先
炭素年代測定 :(株)地球科学研究所
花粉分析 :パリノ・サ−ヴェイ(株)
火山灰分析 :京都フィッショントラック