(1)A層

本層はトレンチ観察結果(図5−3)におけるA−1層とA−2層を一括したものである。砂礫及び玉石混じり砂礫層である。

A−1層

黄褐〜灰褐、明黄褐〜灰白色を呈する玉石混じり砂礫層である。礫は径10〜100mm程度の亜円〜亜角礫主体であり、最大径は250mm程度である。基質主体であり、淘汰が悪い。

礫種は花崗岩類・砂岩・泥岩・チャ−ト・緑色岩・石灰岩である。基質は砂質シルト〜砂であり、一部に粘土質な部分がある。砂層のレンズを挟む。

A−2層

黄褐色を呈する砂礫層である。

S9〜12付近に分布するラミナが見られる礫層である。礫は径10〜30mm主体で比較的淘汰がよい。基質は砂質シルトである。