地形から読みとれたリニアメントの長さは、黄檗断層の約9kmが最長で、その他の活断層は、2〜3km程度である。
同断層帯の活動性は「先ず、京都南部の井手断層が活動し始め、井手断層から黄檗断層へと活動の場が移り、さらに新期の活動は、盆地の北部、内部へと移った」(吉岡,1987)という指摘があるように、全ての活断層が一様な活動をしてきたわけではない。
現状では、どの断層がどの範囲で、同時に活動したかなどについてのデータが得られていないため、断層の長さから地震の発生規模を推定することはできない。