(1)A層

本層はトレンチ観察結果(図5−9)におけるA−1層からA−5層を一括したものである。

砂礫を主体とした地層であり,砂及びシルトの層を挟んでいる。

1)A−1層

砂礫層であり,径30〜80mmの亜円〜亜角礫が主体である。最大径200mm程度であり,礫種は,チャート,泥岩などである。

西側法面では,やや左上がり(北上がり)の礫の配列が見られる。

2)A−2層

砂質シルトの薄層であり,灰色〜灰白色を示す。

3)A−3層

礫混じり砂層である。砂は粗砂であり,にぶい褐色を示す。

4)A−4層

灰色〜灰白色を示す中粒砂層である。

5)A−5層

砂礫層であり,径10〜50mm程度の亜円〜亜角礫が主体である。最大径は200mm程度であり,礫種はチャート,泥岩などである。礫率は上部ほど高く下部では基質の砂主体になる。

最上部に礫混じり砂層を挟む。