ANo.4ボーリングの深度13.4m,同深度14.7mの試料は花粉分析結果からみて,No.1及びNo.2ボーリングには見られない花粉群集である。
BNo.4ボーリングの深度13.4m試料の炭素年代測定結果と花粉分析結果は非調和的で,他のデータと総合的に解析する必要がある。
CNo.4ボーリングの深度14.7m試料はMa12以深の地層の可能性がある。B層(沖積層)とA層(大阪層群)との境界は深度13.80mに位置することになり,No.1ボーリングとの間にはA層(大阪層群)上面に約1.5mの段差が推定される。
D表土に含まれる試料の同一層準には中世?の土器片が混入していることから,炭素年代測定値を示す試料は再堆積したものと考えられる。