4−6−3 試験結果

@本試験により求めたNc値を大略的に以下の4層に区分した。Nc値による層区分とボーリング調査による地層区分の対比はを行った(図4−7)。

層区分N Nc値 備考(土質区分など)

B3 10未満 現耕土及びその下位のサラサラの砂〜シルト

B2 10以上 礫混じりシルト及び砂礫

B1 20未満 土器片・腐植物を混入する礫混じりシルト

A 20以上 砂礫(礫質土);扇状地性堆積物

ANo.1孔とNo.4孔間において,A〜B3の層区分を検討した結果,No.4+5〜No.4+8の区間に比高約1.5mの小崖が検出された。

BB1,B2層はこの小崖(No.4+8)より東側にだけ分布する。

CB3層は全体を覆うように分布し,その基底面はほぼ地形なりの勾配で直線的に連続する。