(1)反射面の分布状況

1)CDP No.420付近から西側について

測線東端部を除いて,反射面は標高0m付近までの浅い範囲に2〜3枚分布し,全体に東に向かうにしたがって徐々に深くなる傾向がある。連続性は比較的良いが,CDP No.100付近,CDP No.150〜160付近およびCDP No.340付近では反射面にたわみやずれが認められる。

2)CDP No.420付近から東側について

測線東縁部のCDP No.450から東側では,反射面が標高−60m付近まで6〜7枚ほぼ水平〜やや西上がりに分布し,松尾測線や樫原測線と同じようなパタ−ンを示す。

CDP No.420〜450付近は反射面が途切れている。この範囲にみえる西に急傾斜する波の連なりは散乱波によるノイズであるが,このようなノイズ波の発生は構造の変化点で現れることがある。