金ヶ原断層に沿うリニアメントは,山地と丘陵地との境界付近に数本並走する。山地と丘陵地の境界をなすリニアメントは比較的明瞭であり,この東側に認められるリニアメントは逆向き(西落ち)の低崖として求められるリニアメントと,さらに東側では丘陵地の尾根鞍部から扇状地面及び低位段丘と扇状地面の境界に延びるリニアメントが認められる。
天王山断層に沿うリニアメントは山地と丘陵地の境界をなし,明瞭な河谷の右ずれ屈曲を示す。
神内断層に沿うリニアメントは不明瞭で,山地と丘陵地の境界にほぼ南北方向に認められる。