「地震調査研究推進本部(2005)」は、三峠・京都西山断層帯の長期評価を発表し、殿田断層を含む京都西山断層帯については、全体が一つの区間(延長約42q)として活動すると推測して、今後30年間に地震が発生する確率をほぼ0−0.8%とし、わが国の主な活断層の中ではやや高いグループに属するとした。
ただし、これらの長期評価の元となった調査結果には、個々の断層の活動履歴などの情報が少なく、断層帯の実体は未だ不明確な部分が多く残されている。