実施したボーリング調査のうち、曽根地区のTO−5地点では、基盤深度までの掘削を見込んで、ハイドロリックフィード方式のボーリングマシンを使用した。その他の地点では、移動の利便性を考慮して、自走式のボーリングマシン(ジオ・プローブ)を用いて掘削をおこなった。
掘削は、柱状試料から試料採取をおこなえる径としてすべての調査地点で
・掘削孔径 φ86mm
とした。さらに、試料採取率を向上させるため、未固結堆積物に対しては打ち込みにより掘削・試料採取を行い、全箇所でコア採取率90%以上を確保した(巻末資料:ボーリングコア写真参照)。
調査に使用したハイドロリックフィード方式のボーリングマシンの標準的な形状を図2−6に、ジオ・プローブによる掘削状況を写真2−2に示す。なお、各地点での調査数量を表2−7に示す。
表2−7 ボーリング調査数量表
図2−6 ハイドロリックフィード方式ボーリングマシンの概略図
写真2−2 ジオ・プローブによる掘削状況