(1)A反射面
各ボーリング調査地点の反射法地震探査による反射面の位置を図4−2−2と図4−2−3の層序対比図中の各ボーリング柱状図左側と,図4−2−4の各ボーリングコア写真左側に示す。A反射面はKA−1孔では深度15〜20m付近,KA−2孔では深度20〜25m付近,KA−3孔では深度25〜30m付近に位置する。A反射面はボーリングコア判定による地質層序とよい対比を示さないが,概ねV−1層とV−2層の境界付近に対比できる。V−1層は緩い粗粒砂や礫混じり粗粒砂を主体とする地層,V−2層は主に大礫混じり中礫からなる地層であり,ボーリングコアでは両層には強い物性的なコントラストがあるとみられる。