(2)地質データとの対比
反射面の上位ではほぼ水平で明瞭な反射面が多く認められるのに対し,E反射面の下位では明瞭な反射面が認められないこと,河原林測線沿いのボーリング調査結果や亀岡盆地で掘削された既往ボーリング資料および地表地質資料などから,E反射面以浅には堆積層が分布しE反射面以深には中・古生層や花崗岩などの基盤岩が分布すると考えられる。堆積層中の反射面のうちB〜D反射面は大阪層群相当層中の層状構造を示していると考えられる(図4−1−3)。保津測線付近では詳細な地下地質層序が未解明なので,A反射面の位置づけは不明である。