a) B反射面
①CMP0~140
B反射面はCMP140より西側では追跡できない。
②CMP140~350
CMP140~350では標高-20~-40mに分布し,緩く東側に傾斜する。
③CMP350~850
CMP350~850ではCMP570付近を背斜軸とする背斜構造をなす。背斜軸の西側では西に向かって緩やかに傾斜するが,CMP350~410付近はやや急傾斜で反射面は一部不連続であり,またCMP480~500付近にも急傾斜部がある。背斜軸の東側ではほぼ一様に緩やかに東に傾斜する。
背斜軸の頂部にあたるCMP570付近では標高0m付近に分布する。背斜軸の西側では標高0~-40m付近に分布する。背斜軸の東側では標高0~-20m付近に分布する。
CMP850付近でE反射面に斜交し,その東側には連続しない。
b) C反射面
①CMP0~180
C反射面はCMP180より西側では追跡できない。
②CMP180~350
CMP180~350では標高-90~0mに分布し,緩やかに東に傾斜する。
③CMP350~380
CMP350~380ではC反射面は途切れており追跡できない。
④CMP380~490
CMP380~490では標高-90~-80mに分布し,緩やかに西に傾斜する。
④CMP490~750
C反射面はCMP490~750ではCMP520付近を背斜軸とする非対称な背斜構造をなし,背斜軸の西側ではやや急傾斜に西に傾斜するのに対し,背斜軸の東側では緩やかに東に傾斜する。背斜軸にあたるCMP520付近では標高-60m付近に分布し,背斜軸の西側では標高-60~-80mに,背斜軸の東側では標高-60~-80mに分布する。
CMP750付近でE反射面にアバットし,その東側には連続しない。
c) D反射面
①CMP190~350
D反射面はCMP190~350では標高-120~-140mに分布し,緩やかに東に傾斜する。D反射面はCMP190付近でE反射面にアバットするため,それより西側には分布しない。
②CMP350~380
CMP350~380ではD反射面は途切れており追跡できない。
③CMP380~500
CMP380~500では標高-100m付近に,やや凹凸があるもののほぼ水平に分布する。
④CMP500~720
D反射面はCMP500~720ではCMP520付近を背斜軸とする非対称な背斜構造をなし,背斜軸の西側ではやや急傾斜に西に傾斜するのに対し,背斜軸の東側では緩やかに東に傾斜する。背斜軸にあたるCMP520付近では標高-90m付近に分布し,背斜軸の西側では標高-90~-100mに,背斜軸の東側では標高-90~-110mに分布する。
D反射面はCMP720付近でE反射面にアバットし,その東側には連続しない。
d) E反射面
①CMP0~400
CMP0~300では標高-50~-180mに分布し,わずかな凹凸はあるものの10°程度のほぼ一様な傾斜で東に傾斜する。CMP300~400では標高-180m付近にほぼ水平に分布する。CMP400付近では不連続となり,CMP400付近の西側の分布標高に比べCMP400付近の東側の分布標高が40m程度高い。
②CMP400~720
CMP400~720では標高-120~-140mに分布する。CMP510付近では15m程度東側が高くなるほかは,やや凹凸があるもののほぼ水平に分布する。
③CMP720~880
CMP720~880では標高-130~-20mに分布し,15°程度の傾斜で西に傾斜する。B~D反射面はこの区間でE反射面にアバットする。