3−4 ピット調査
ピット調査のうち,P1〜P7ピットでは「盆地内の亀岡断層」により地形変動が認められる段丘面の形成年代に関する情報を得ることを目的として実施した。P8〜P13ピットは保津地点のボーリング調査でL1面構成層中にAT火山灰層が確認されたことから,F2断層を挟んだ上盤側と下盤側で群列的にピット掘削を行い,F2断層によるAT火山灰の変位量を求めるために実施した。調査方法は幅約1m×深さ約1m×深さ約1mの規模で開削しその壁面を観察する方法,パーカッション式採土器によりコアを採取する方法,および両手法の組み合わせによった。