(7)花粉分析

分析試料は新鮮な部分約10gを,塩酸による脱炭酸塩処理,フッ素水素酸による脱珪酸質処理,重液による比重分離処理,アセトリシスによるセルロースの加水分解およびKOH(10%溶液)による脱腐植酸処理を行い,残渣液をグリセリンで封入しプレパラートを作成した(前処理)。

前処理後のプレパラートを検鏡して花粉・胞子化石の量と保存状態を調べた(概査)。概査結果から花粉・胞子化石が確認され保存状態のよいものについて,花粉・胞子群を同定・計数して花粉化石組成図を作成した(精査)。