解析測線の具体的な決定方法を以下に記す。発震点と受震点を配置する際の基準となる「調査測線」が直線でない場合、発震点と受震点の中間点は調査測線からずれ、調査測線の周囲に分散する。これら分散した中間点を適宜区間分けし、区間内の中間点について最小自乗法的に線分を定め、これらを連結することにより解析測線を設定した。
また、分散する中間点を上で算出した解析測線上に投影し、解析測線上において測点間隔の半分(P波反射法地震探査の場合2.5m)を単位とした区間分けを行い、中間点が同じ区間に属するトレースを集め、CMP(Common Midpoint、共通中間点)アンサンブルを作成した。すべての収録トレースをCMPアンサンブル毎に並べ替え(CMPソート)すると共に、トレースとCMP番号、発震点番号、受震点番号、およびそれらの座標等を対応づけるテーブルを作成した(ジオメトリの設定)。