6−2 伏在断層(F1断層)の最新活動時期

今回の調査で、伏在断層(F1断層)の最新活動時期は、表層部の情報が充分でなく、解析することができなかった。

従って次期調査では、伏在断層が確実にあり、地表部近くに年代値分析に適した多くの試料を含む、連続的に堆積した地層が分布する場所を選び、物理探査とボーリング調査及びトレンチ調査で、最新活動時期や1回当たりの地震ずれ量、一つ前の活動時期など活動間隔に関する情報などの解明が求められている。盆地内では調査適地が少ないが、調査方法など工夫し、成果のある調査が期待されている。