国分寺跡北側のCMP700〜720付近には基盤岩上面に変位を与え、その上位に被覆する大阪層群上部相当層に小さな変形を与えている断層(F2断層帯)がある。断層が浅部に向かって延びると思われるが、変位量は僅かであり、どの層準まで変形が及んでいるのか、詳細はわからない。この位置の地表近くのCMP750には空中写真から判読された盆地内の亀岡断層の延長が想定されている。
(b)F1断層
CMP350〜420付近に幅150mの幅広い断層−撓曲(F1断層)が盆地地下に伏在していることが発見された。この断層−撓曲は基盤岩を切断し、その上位に被覆する大阪層群上部上位相当層に累積的な変形を及ぼしている。