(1)分析の目的
過去のほぼ水平と仮定できる一続きの地層面(堆積面・浸食面;=同時間面)が断層で変位を受けると、面を基準に断層の上盤と下盤の落差(上下変位)の測定が可能となる。次に、変位量と地層面形成年代との関係から断層の活動度等の推定が可能となる。
本調査では特徴的な反射面の変形から変位量を
表3−4−5
に示している。地層面の形成時期を明らかにすることで、断層の活動度が推定できる。地層面(地層の形成)時期の特定を目的に、試料分析を行った。