(1)反射断面

探査結果は、通常の表示方法の他に、深度断面図の相対振幅強度をカラーで表示した断面を作成した。相対振幅表示とは、断面の各トレースの振幅をその大きさに応じた色で表示したものである。通常の表示では、大きい振幅は隣のトレースの上に描かれるため細部が不明瞭となるが、この表示では明瞭となり、また負の振幅も情報として得られる。なお、相対振幅表示では、各トレースを複素変換した後、振幅情報を無視して位相情報を取り出して位相が零(各トレースで振幅が極大)に近い部分を黒線で併せて表示した。

作成した断面(左側が西、右側を東で示している)は、以下の通りである。

図3−4−18 重合後時間断面図

図3−4−19 マイグレーション後時間断面図

図3−4−20 深度断面図(縦横同率)

図3−4−21 深度断面図(縦を2倍に拡大)