(3)デコンボリューション

時間分解能向上のためのウェーブレット圧縮、ノイズとなる多重反射波(地表と反射面までの間を複数回往復する反射波、図3−4−8参照)等を除去するため、デコンボリューション処理を行った。

デコンボリューション処理を行う前に、デコンボリューションテストを行い、パラメータの決定を行った。デコンボリューションテストの結果を図3−4−9−1図3−4−9−2に示す。この結果、自己相関演算のゲート長600m/s、フィルター長80m/s、ホワイトニングノイズ3%のタイムバリアント型ホワイトニング・デコンボリューションを用いた。

図3−4−8 処理対象とするプライマリ反射波とノイズとなる多重反射波