5−1 地形地質踏査方法

活断層調査に関する踏査を実施するにあたって、次の事を重要な要素とした。

○空中写真判読結果から得られた、急崖の有無の確認と断層の性質(断層運動の向きと量など)の確認

○急崖の比高の測定(水準測量)

○露頭調査による地質と地形の確認

○断層露頭の確認と断層の記載(走向傾斜、断層粘土の有無および節理の発達の確認)(図5−1

○断層運動によって形成されたと考えられる変動地形の確認

○湧水の確認と量

○植生、特に竹林について(断層運動により地質的に弱い部分は水が通りやすいため、竹などの植生が多く見られる傾向がある)

○後続調査(ボーリング調査やトレンチ調査など)箇所の選択