電磁探査は ＣＳＭＴ 法で、２ 測線行った。１ 測線は熊本市の郊外の緑川と木山川合流点付近であり、他の測線では下陳付近で、木山川を横断する方向である。

下陳の断面では、木山断層と推定される箇所に明瞭な火山岩の食い違いを示唆する結果が得られた。しかし、布田川断層帯ではあまり明瞭な断層を示唆する結果は得られなかった。

電気探査は、トレンチ検討箇所の平田、田中、木崎地区で各 １ 測線を実施した。調査はダイポール・ダイポール法で行い、平田地区、中田地区の測線では山間地のリニアメント位置や断層推定箇所で正断層を示唆する結果を得た。木崎地区では、断層の分布は認められなかった。