4−2−7 活動間隔及び将来の活動予測

回の調査においては、竜北町高塚のトレンチ調査および八代海のピストンコアリング結果より、以下のイベントが確認された。

(1)竜北町高塚トレンチ

図4−2−7

(2)八代海(白神岩)における最新活動

時期:10,240± 60yBP〜 3,800± 50yBP

変位量:3.7m(鉛直成分)

竜北町高塚トレンチ(1)の5回のイベントの活動間隔には、有意な周期性は認められない。また、八代海調査(2)では、1回のイベントしか認められなかったため、活動間隔は不明である。

この事から、ただちに日奈久断層帯の活動間隔ならびに、地震の危険度(次の活動までの間隔=将来の活動予測)に対する確定的判断には至っていない。