3−10−2 探査測線の設定
海洋部での日奈久断層の延長は、従来より八代平野の南の田浦港沖合に想定されており、国土地理院(1982,1984)、千田(1991)により音波探査が実施されてきた(1.2.1.日奈久断層既往文献参照)。今回の調査ではこれらの探査結果をもとに、活断層が通過すると推定される海域に、より高密度に測線を設定し、活断層の詳細な位置を捉えられるようにした。また、今回の調査では、この探査結果をもとにコアリング位置を決定する。今回探査を行った測線を、図3−10−2−1に示す。
図3−10−2−1 音波探査測線及びコアリング位置図